医療機器

2023/07/25

米国eHealthジャーナル第92号

スマートリング「CART-I」の韓国Sky Labs社、大熊製薬と提携し全国展開へ

連続血圧測定機能を追加し、心血管イベントの早期予測へ

指輪型のウェアラブル医療機器を開発する、2015年創業の韓国スタートアップ Sky Labs Inc. (以下、Sky Labs社)  が6月8日、大熊製薬と提携し、24時間連続血圧測定機能を搭載した最新モデル「CART-I BP」を9月以降、韓国内で販売する計...

LSMIP 編集部

2023/06/29

ヘルスケアの現場から考えるデジタルヘルス(第11回)

世界中で広く展開されているフェムテックとは何か?

近年注目されている「フェムテック」とは何か?ヘルスケアコンサルタントとして、ヘルスインナーケア協会理事も務める、元看護師の難波あいこ氏が詳しく解説いたします。

難波 あいこ

2023/06/27

米国eHealthジャーナル第90号

FDA、Casanaの患者モニタリングデバイスを承認

トイレの便座で患者のバイタルを監視

心血管疾患モニタリングを実行するセンサー内蔵の「スマート便座」を手掛けるCasana (以前の社名はHeart Health Intelligence)は5月1日、同社が開発したスマート便座の「Heart Seat」が、心拍数および酸素飽和度(SpO2)を測定する医療機器として...

MSA パートナーズ

2023/05/09

米国eHealthジャーナル第87号

FDA、NeuroRPMのAI基盤モニタリングアプリを承認

Apple Watchを活用するパーキンソン病の症状モニタリング

FDAは3月17日、ワシントンD.C.拠点のデジタルヘルス技術企業、NeuroRPMが承認申請を提出していた、Appleのスマート・ウォッチ「Apple Watch」を使用してパーキンソン病患者の症状を追跡するAI基盤モニタリングアプリを、510(k)経路で承認し...

MSA パートナーズ

2023/03/14

米国eHealthジャーナル第84号

フロリダ州のメディケイド、フォーミュラリーにPearの処方箋DTxを収載

メディケイドプログラムを通じてDTxのアクセスを拡大

処方箋デジタル・セラピューティクス(DTx)の開発に特化するPear Therapeutics(以下、Pear)は1月18日、同社の処方箋DTx である「reSET」と「reSET-O」がフロリダ州メディケイドプログラムの優先医薬品リストに追加されたと発表した。メディ...

MSA パートナーズ

2023/03/14

米国eHealthジャーナル第84号

FDA、Tidepoolの「Tidepool Loop」を承認

血糖管理を目的とした自動インスリン滴定アプリ

糖尿病管理のための次世代イノベーションにフォーカスするカリフォルニア州パロアルト拠点の非営利組織、Tidepoolは1月24日、6歳以上の1型糖尿病(T1D)患者における血糖管理を目的とした自動インスリン滴定アプリの...

MSA パートナーズ

2023/03/02

メンタルヘルス・精神科医療におけるデジタル技術の活用(第3回)

アルコール依存症と治療用アプリの開発

デジタル療法による介入は、治療後のアルコールによる危険な使用頻度の減少、断酒や減酒の継続に効果的である可能性が報告されています。2023年1月より治験の開始が発表された株式会社CureAppのアルコール依存症向け治療用アプリを取り上げ、精神科医の視点より天野先生が解説いたします。

天野 七緒

2023/02/22

臨床医が紹介する日本のスタートアップ技術(第26回)

いつもの生活が予防医療になる、Xenoma

「服」の着用でホルター心電図を計測できるサービス「e-skin ECG」は、東大発ベンチャーのXenoma社が提供しており、2022年3月より保険適用が開始されました。次世代スマートアパレルを使った「e-skin ECG」のサービスについて、ドクター心拍氏が解説いたします。

ドクター心拍

2023/02/14

米国eHealthジャーナル第82号

Dozee、患者遠隔モニタリング用の非接触センサーについて承認獲得

「Make in India, Made for the World」を目指す

インドのベンガルールを拠点とする医療機器メーカーのDozeeは12月21日、独自に開発した患者遠隔モニタリング(RPM)用の非接触センサーについて、510(k)申請経路でFDAから承認を獲得したと発表した。

病院のベッドのマッ...

MSA パートナーズ

2023/01/24

米国eHealthジャーナル第81号

Patient Square CapitalがEargoの親会社に

FDAの新規OTC補聴器規制を背景に患者アクセスが増大

カリフォルニア州サンノゼ拠点の補聴器メーカーEargoは11月29日、 ヘルスケア投資会社のPatient Square Capital(以下、Patient Square)がEargoの親会社となったことを明らかにした。Patient Squareは現在、Eargoの発行済み株式の76.3%にあたる3億1,640万株を保有してい...

MSA パートナーズ

2023/01/10

米国eHealthジャーナル第80号

AEYE Healthの「AEYE-DS」、510(k)申請経路でFDA承認を取得

糖尿病性網膜症を診断する自律型スクリーニングシステム

イスラエル拠点のスタートアップ企業AEYE Health(以下、AEYE)は11月15日、人工知能(AI)を基盤とする糖尿病性網膜症の自律型スクリーニング画像診断システム、「AEYE-DS」が510(k)申請経路でFDAから承認を受けたと発表した。AEYE-DSは、デ...

MSA パートナーズ

2022/12/27

米国eHealthジャーナル第79号

てんかん患者のゼロ発作を目指す韓国製薬企業、CES 2023に出展

SKグループ;抗てんかん薬「Cenobamate」とデジタル技術との連携

最先端の技術や電子機器、関連サービスを展示するテクノロジー見本市「CES 2023 」が、年明け1月5日(木)から8日(日)まで、米国ネバダ州ラスベガスで開催される。

本年1月に開催された「CES 2022」は、対面とリモートを...

LSMIP 編集部

2022/12/27

米国eHealthジャーナル第79号

イスラエルEpitomee社、肥満治療の経口カプセルを開発

満腹感を持続させ、減量へ

新型コロナウイルス感染症患者が初めて確認された2019年12月から、早3年が経とうとしている。国内外での行動制限は緩和されたものの、社会的距離を強いられる社会環境でメンタルヘルスに問題を来すケースが大幅に増え...

LSMIP 編集部

2022/12/27

米国eHealthジャーナル第79号

聴覚技術企業Yes Hearing、シリーズA資金調達ラウンドで1,000万ドルを調達

新規DTC事業の成長と規模拡大を目指す

聴覚技術企業のYes Hearingは11月4日、シリーズA資金調達ラウンドで1,000万ドルを調達したことを明らかにした。 Blue Heron Capitalが主導した同ラウンドには、Primetime Partners、Ensemble Innovation Ventures、Maccabee Ventures & Gaingelsも参加した。Yes Hearingは、聴覚障害者向けのオンラインプラ...

MSA パートナーズ

2022/12/13

米国eHealthジャーナル第78号

Sinaptica Therapeutics、FDAから画期的医療機器指定を取得

アルツハイマー型認知症患者の認知・機能低下の治療を適応とする電磁波療法

神経変性疾患を適応症とする新クラスの個別化電磁波療法の開発に特化するSinaptica Therapeutics(以下、Sinaptica)は10月19日、アルツハイマー型認知症(AD)患者の認知および機能低下の治療を適応に開発中の医療機器「SinaptiStim-AD」について、FDAから...

MSA パートナーズ

2022/12/13

米国eHealthジャーナル第78号

BioIntelliSense 、患者モニタリングソリューション開発企業AlertWatchを買収

継続的遠隔患者モニタリング・ポートフォリオを強化

ヘルスケアサービス提供者向けのパッチ型ウェアラブル開発に特化するBioIntelliSenseは10月18日、同社の継続的遠隔患者モニタリング(PRM)ポートフォリオを強化する目的で、共通のビジョンを有する患者モニタリングソリューション...

MSA パートナーズ

2022/11/22

米国eHealthジャーナル第77号

片頭痛領域のデジタルヘルス動向

Theranica「Nerivio」から、沢井製薬、ヘッジホッグ、糸魚川総合病院まで

本稿を執筆している11月下旬、冷たい雨、師走並みの寒さである。週間天気予報によれば、この先、来週にかけて低気圧が通過し、気圧も下がると予想されている。  こめかみがズキズキする。頭痛と言えば、くも膜下出血や...

LSMIP 編集部

2022/11/22

米国eHealthジャーナル第77号

医療機器の商業化加速を目指す試験が始動

FDAの医療機器・放射線保健センター、向こう5年間に効果を検証

FDAの医療機器・放射線保健センター(CDRH)は10月11日、安全で効果的な高品質の医療機器の商業化加速を目指す「Total Product Life Cycle Advisory Program(以下、TAP)」のパイロットを開始すると発表した。CDRHは医療機器およびレーザー製品の規制を担...

MSA パートナーズ

2022/11/17

ヘルスケアの現場から考えるデジタルヘルス(第9回)

糖尿病と生活習慣管理の課題に切り込む、シンクヘルス【後編】

台湾発のヘルステック企業、H2 Inc.の日本法人、H2株式会社が提供している「シンクヘルス」アプリは、日本では初めて、アボットジャパン社デバイスのCGMデータと連携が可能となりました。このサービスの詳細について、前編に引き続き、糖尿病専門医の天野先生が解説します。

小野 奈津

2022/11/10

メンタルヘルス・精神科医療におけるデジタル技術の活用(第2回)

睡眠におけるアプリやウェアラブルデバイスとの関連 【後編】

2022年度よりプログラム医療機器の診療報酬が日本で新設され、医療での治療用アプリの導入の本格化が予測されます。不眠治療への治療用アプリの導入に対する期待や課題など、精神科医の視点より天野先生が解説いたします。

天野 七緒