2023/04/06

臨床医が紹介する日本のスタートアップ技術 (第28回)

やさしさでつながる社会をつくる、cotree【前編】

臨床医, デジタルセラピューティクス, 日本, 精神疾患

(出所:Shutterstock)

オンラインカウンセリングで届ける安心

みなさんは、カウンセリングを受けたことはありますか?
コロナ禍で鬱になってしまう、コロナ感染後にメンタル面に不安がある、あるいは未知の感染症に対する不安でメンタル面に不調を抱える、そんな話を聞くようになったと思います。

定期的に外来に通院する患者さんの中にも、「病院に行くとコロナに感染してしまう。」「家から出ると感染してしまうかもしれないので受診を延期したい。」というような問い合わせが時々あります。もちろん病状が安定している方はそれでも良いのかもしれませんが、定期的に検査が必要、あるいは投薬が必要な患者さんの中には、受診控えによる病状悪化を起こす方がいらっしゃいます。また、病院に行くのを中断し、薬もなくなった結果、病状が悪化して緊急で入院となったケースもありました。

このような新興感染症が流行するなかで、少なからずメンタル面に支障が出た方もいらっしゃったと思います。医療従事者も、心身の極度な疲弊によるバーンアウト(燃え尽き症候群)に関する報告が国内でなされました。しかしながら、メンタル面に不調があってもコロナ禍で感染対策上、受診しづらい世の中となり、対面でカウンセリングを受けることは以前よりもハードルが上がったと思います。

病院に通院、あるいは入院している患者さんのメンタル面に不調が見られた際には、精神科の看護師、あるいは医師に診察を依頼することができます。しかし、そうではない一般の方が不調を訴えた場合にはどうすればよいのでしょうか。各都道府県の相談窓口*1 を利用してみるのも一つの選択肢でしょう。あるいは、オンラインカウンセリングを検討してみても良いかもしれません。

(出所:株式会社cotree)

今回、株式会社cotreeが展開するオンラインカウンセリング「cotree」についてご紹介します。「cotree」は、ビデオ電話やテキストベースなどで24時間365日相談が可能で、カウンセリングを受ける側の希望に寄り添って対応しています。カウンセラーには臨床心理士あるいは公認心理師が多数在籍しており、特にその実務経験を重要視して採用しているそうです。質の高いカウンセリングを行っており、実際に利用された方の満足度は93%*2 となっています。また、2014年からこのサービスが開始されて以来、利用案件数は10万件以上の実績があります。


(出所:株式会社cotree)

「cotree」では、個人に対してカウンセリングを行うほか、法人・団体向けプラン大学向けプランもあります。法人プランでは、相談内容カテゴリ・満足度等のアンケートの内容を個人が特定できない形で企業へ報告し、従業員からの会社に対する意見を「cotree」よりフィードバックします。また、オプションではメンタルヘルス研修の提供や、担当コーチが性格特性に合わせた個別のサポートを行うコーチングなども対応しています。福利厚生の一環としてこのサービスを利用している企業が多いようです。最近は健康経営というワードをよく耳にしますが、従業員のメンタルサポートにこのようなサービスを導入する企業が増えてきている印象です。

(出所:株式会社cotree)

皆さんもちょっとメンタルに不調を感じたときに無理を続けるより、一度「cotree」にカウンセリングを受けてみるのも良いかもしれません。また、昨年末よりカウンセリングギフトサービスが開始されましたので、悩んでいる友人や家族に「cotree」のカウンセリングをプレゼントすることも可能です。 

(出所:株式会社cotree)

次回の後編では、株式会社cotreeの代表取締役、西岡恵子氏へインタビューさせていただいた内容をご紹介します。

(次回に続く)


【注釈】
*1 厚生労働省、「全国にある様々な相談窓口」 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/consultation/window/window_03.html 
*2 2022年4月時点に株式会社cotreeが行った利用者アンケートより算出。

【出典】

この原稿の執筆に際し、掲載企業からの謝礼は受けとっていません。


本記事に掲載されている情報は、一般に公開されている情報をもとに各執筆者が作成したものです。これらの情報に基づいてなされた判断により生じたいかなる損害・不利益についても、当社は一切の責任を負いません。記事、写真、図表などの無断転載を禁じます。
Copyright © 2023 LSMIP事務局 / CM Plus Corporation

 

連載記事

執筆者について

関連記事