2021/06/21

精神医療とデジタルツールの可能性(第1回)

コロナ禍の変化が精神医療に与える影響

精神疾患, デジタルセラピューティクス, 疾病管理・患者モニタリング, 臨床医, COVID-19, テレヘルス

デジタルツールへの期待

新型コロナウイルス感染症の拡大は、人々の日常生活を一変させた。そして、それは精神科診療においても例外ではない。厚生労働省自殺対策推進室の報告によれば、昨今減少傾向にあった自殺者数は、2020年に上昇へ転じた。都道府県別では、神奈川、大阪、愛知などの大都市圏で、自殺者数の増加数・増加率ともに高いのが目立つ。男女比では、男性が減少傾向のままである一方、女性の自殺者数が増加した。女性の自殺者増加は、パートタイムで働く人が多く、コロナ禍によって職を失うことでの生活環境悪化が、その要因の一つであると考えられている。

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しかし、これは大都市圏だけの問題ではもちろんない。筆者の勤める地方大学病院でも、自殺企図者の増加だけでなく、大なり小なり病状の悪化にコロナ禍が寄与している例が少なくない。

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米国eHealthジャーナル

第73号 (2022年09月27日発行)

日本で医療用医薬品ネット販売を検討中と一部報道で囁かれているAmazonだが、米国ではプライマリケアプログラム「Amazon Care」向けの買収や提携を積極的に強化し、ポストコロナのハイブリッド型ケアの将来を模索している。また、公的保険制度のメディケアでは、保険償還の対象となった遠隔患者モニタリング(RPM)の利用拡大傾向が調査で明らかとなった。スタートアップ各社では、レイオフのニュースが相次いだ一方、第2四半期の決算発表を通じて、各社の次の展開が少しずつ見えてきた。

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