2021/10/15
臨床医が紹介する日本のスタートアップ技術(第9回)
専門医リソースを最適化する、Medii(後編)
医療コミュニケーション支援, AI技術, 臨床医, 日本
Eコンサルによる医師同士の具体的課題解決
前回は株式会社Mediiの遠隔専門医コンサル「E-コンサル🄬」とセカンドオピニオンサービスである「E-opinion」をご紹介しました。今回は遠隔専門医コンサル「E-コンサル🄬」について具体的に掘り下げてみましょう。
「E-コンサル🄬」は、1:1で匿名で気軽にMediiが認定する専門医に相談できるプラットフォームです。Medii側で医師確認を行っていますから、匿名でも専門医師という信頼を担保できます。個人医師がコンサルを行う場合には無料で行うことができ、回答した医師には、アマゾンギフト券などに交換できるポイントが付与される仕組みとなっています。
チャット形式なので、質問や回答がわかりやすく、一度の質問回答で解決しない場合には追加質問を行うことも可能ですし、必要に応じて通話なども可能です。
病院単位の契約では、医療格差となる専門医不在の地域の病院では、その地域の自治体にアプローチすることでサービスを導入し、地域偏在を是正することが可能となっています。既に全国で多数の医療機関で導入されています。
それでは実際にどんなコンサルがされているのでしょうか。実例をお示しします。
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