2021/08/16

内科医師の臨床現場におけるDXへの期待(第4回)

内科医師の診断を補助する画像診断システム(後編)

AI技術, 臨床医, 診断・検査・予測, 患者データ・疾病リスク分析

CT画像の読影補助_使用する医療従事者の所感と期待

CT検査は臨床医にとって切っても切れない検査であるが、その反面CT画像の見方について系統的に勉強した医師は少ない。CTの画像はその見た目(所見)の多様性や、多臓器にわたって検査されることから、放射線診断科という横断的に画像を診る専門医が「読影」を行っている。近年、新米医師は初期研修として2年間さまざまな科をローテーションすることを義務付けられているが、多くの病院で放射線診断科の研修は必須となっていない。
またこの放射線診断の専門医が常駐しているのは、ある程度の規模のある病院であり、夜間まで読影できる病院ともなれば、かなりの大病院となる。僻地や中小規模の病院はそもそも常勤の専門医がいない。当然僻地病院、夜間・休日にも救急患者は来るわけで、多くの病院では当直医がなんとなく、専門外分野のCT画像に異常がないだろうことを確認しているのが現実である。

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画像認識とAIは相性が良いと言われており、日本や世界でどんどん開発が行われている。本邦の医療業界でも内視鏡検査における診断の補助や、脳動脈瘤を検出するソフトなどが既に取り上げられているが、今回は一般内科医の視点で、さらに発展してほしいと感じている分野について述べてみる。

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