2022/06/14

米国eHealthジャーナル第66号

モバイル体外診断機器の台湾iXensor社、ロート製薬と提携し日本市場へ

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体外診断薬メーカー向け次世代POCT基盤の開発へ弾み

スマートフォンと連携した体外診断機器を開発する台湾のスタートアップ iXensor社 (iXensor Co.,Ltd. / 安盛生科股份有限公司) は4月27日、ロート製薬からの出資契約と戦略的パートナー契約の締結を発表した。モバイルヘルス事業をグローバルに展開し、POCT (Point-Of-Care Testing) をクラウド化した「PixoTech® プラットフォーム」のライセンス事業を推進していく計画である。

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スマートフォンが将来のヘルスケアを変革する道具となる可能性にいち早く気付いた米スタンフォード大学の生徒や教授が2012年、シリコンバレーで創業したスタートアップがiXensor社である。スマートフォンをモバイル医療機器に変えるコンセプトや開発事例は今日では決して珍しいものではないが、iXensor社は「PixoTest® 血中グルコース値監視システム」で2017年にいち早くFDA認可を取得。近年は、排卵日を予測する「Eveline」や新型コロナウイルスの抗原検査などの製品を開発することで、モバイルヘルスのパイオニアとしての存在感を高めてきた。

出典:iXensor社


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