2019/06/25

米国eHealthジャーナル試読版

Fitbit とSolera Health が提携拡大

疾病管理・患者モニタリング, ウェアラブル, 医療機器

Fitbit導入は糖尿病ケア管理の向上に有効

ウェアラブル企業のFitbit とアリゾナ拠点のヘルス・ネットワークであるSolera Healthは3月6日、糖尿病予防プログラム(DPP)へのFitbit導入がケア管理の向上に有効であったことを受け、既存の提携関係を拡大すると発表した。

Solera Healthのネットワークを介してDPPプログラムに加入した1,700名の糖尿病患者のデータ解析によると、Fitbitを利用した加入者は、そうでない加入者と比較して、より活動量が多く、より多くの減量を達成していた。

DPPは、米国疾病対策予防センター(CDC)に認定されたプロバイダーが提供する糖尿病患者のための疾病管理プログラムで、コーチングなどを通じて健康アウトカム向上を目指すもの。

CDCによると、米国の糖尿病患者数は人口の9.4%にあたる3,030万人で、前糖尿病患者数は8,410万人にのぼる。

適切なケアの実施と健康アウトカムの向上は、患者のみならず、米国のヘルスケア財政にも恩恵となる。DPPは、メディケアのカバレッジも得ている*1 。

(了)


*1)CMSは2016年11月にメディケア糖尿病予防プログラム(MDPP)の最終方針を決定、2018年からCDC認定のDPPプロバイダーに対してエビデンスに基づく糖尿病予防サービスのメディケア償還をスタートした


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