呼吸器科/呼吸器系疾患

DTxのAlex Therapeutics社、肺線維症患者向けdCBTアプリを共同開発

IPF新薬開発の近況：Vicore社、AI創薬のInsilico Medicine社ら

慢性で進行性かつ不可逆に肺機能が低下する、間質性肺炎の一型である特発性肺線維症 (Idiopathic Pulmonary Fibrosis、以下 IPF)。肺胞へのダメージの蓄積で、修復を担うコラーゲン繊維などが肺胞の間質に蓄積し、本来は柔軟な組織が硬く厚くなり...

Teva、呼吸器疾患デジタルヘルス製品のアクセス拡大に向け提携

患者データに基づいた個別化バーチャルケアの提供へ

Teva Pharmaceuticals（以下、Teva）は11月14日、喘息や慢性閉塞性肺疾患（COPD）を含む呼吸器疾患患者向けのスマート吸入器搭載デジタルヘルス・プラットフォームである「Digihaler」への患者アクセス拡大を目的として、フロリダ州マイアミを拠...

Aevice Health社、呼吸器疾患ウェアラブルで遠隔患者モニタリング

東邦HDと提携、日本市場進出へ

2022年度版「QS 世界大学ランキング」 (英 Quacquarelli Symonds、2021年６月) で12位にランクインしたシンガポールの国立大学、南洋理工大学はこれまで、数々のスタートアップを輩出してきた。

Aevice Health社 (Aevice Health Pte Ltd) も同校からスピンアウトした一...

気管支喘息の吸入療法におけるイノベーションとなる「Whizz」（前編）

テクノロジーの応用は、欧米だけでなくアジアでも進んでいます。ヘルスケアの課題をテクノロジーで解決していくアジア発のベンチャーを、臨床医の方々が紹介する新企画となる第１回は、シンガポール発のスタートアップ、Meracle社が開発した「Whizz」について紹介いたします。
何がきっかけでプロジェクトを始めたのか、どこに工夫があるのか、を臨床の経験と知識から読み解いていきます。

禁煙プログラムのCarrot社、呼気COセンサーの認可取得

WHO、FDAの禁煙キャンペーンにも新展開

米国では成人の6人に１人、凡そ4000万人が喫煙しており、毎年48万人が煙草を原因に死亡していると言われている。また、BRFSS (Behavioral Risk Factor Surveillance System) の調査データによれば、米国における成人喫煙率は2019年、13.49%まで下がっているが、呼吸...

呼吸器疾患管理プラットフォームのNuvoAir社が資金調達

遠隔医療や分散型治験への対応強化

スウェーデンはストックホルムから米国市場へ進出し、マサチューセッツ州ボストンに本拠を置く、2016年創業のスタートアップ NuvoAir社は、６月22日、シリーズAラウンドで1,200万ドルの資金調達を発表した。

NuvoAir社が提供する「N...

ポイント･オブ･ケア超音波の普及を支えるAIへの取り組み

操作ガイダンスやスキャン設定の自動化から自動解析まで

これまでは中央検査室で受けるイメージが強かった超音波診断であるが、ハンドヘルド型超音波スキャナーの実用化と相まって、外来診察室でプライマリケア医が初診時から用いるなど、その活用シーンを広げている。前回 ...

デジタルスパイロメーターのNuvoAir社、咳モニタリングアプリをリリース

呼吸器疾患管理プラットフォーム及び在宅治験向けアプリを強化

ストックホルム拠点のスタートアップ、NuvoAir社 (NuvoAir AB) は、４月28日、咳モニタリングアプリ「NuvoAir Cough」をリリースし、喘息、COPDなど呼吸器疾患管理を支援するプラットフォ...

BreatheSuite社、北米市場へ展開を目指し資金調達に成功

喘息・COPDの自己管理・吸入法訓練デバイスの開発

カナダのコネクテッドヘルススタートアップBreatheSuite社 (BreatheSuite Inc.) は1月14日、120万カナダドルの資金調達ラウンドが完了したことを発表した。BreatheSuite社は、気管支喘息やCOPDに対して処...

Pill Connect社の服薬管理デバイス、結核治療への有用性確認へ

大学と協働で、長期服薬管理サポートの有効性確認試験開始

英国マンチェスターを拠点とするスタートアップ、Pill Connect社とオランダのフローニンゲン大学医療センターの服薬遵守専門センター (The Medication Adherence Expertise Center) が協働で、結核患者を対象...

デジタル・セラピューティクス企業のKaia Health、イタリアの製薬企業と提携

欧州市場におけるCOPD患者向けのDTx販売で

イタリアの製薬企業Chiesi Groupと、ニューヨーク州ニューヨーク市を拠点とするデジタル・セラピューティクス（DTx）企業のKaia Health（以下、Kaia）は11月30日、欧州市場における...

Vocalis Health社、肺高血圧症の音声バイオマーカーを共同開発

音声バイオマーカーの活用領域が拡大するか？

音声バイオマーカーを開発するイスラエル発のAI技術スタートアップ、Vocalis Health社 (Vocalis Health, Inc.) は、10月29日、肺高血圧症を適用とした音声バイオマーカーを米国のMayo Clinicと共同開...

AnthemとApple、喘息アプリの有効性を検証するバーチャル試験を実施

Appleが過去に買収したデジタルヘルス企業2社の技術を駆使

大手民間保険会社のAnthemは9月16日、Appleとの提携の下、「Apple Watch」と睡眠モニターを使った喘息アプリの有効性を検証するバーチャル臨床試験を実施すると発表した。University of ...

Propeller社スマート吸入器が日本上陸

喘息治療薬の吸入器と接続、服薬状況を客観的に管理

欧米で急速に普及している喘息・COPDの治療管理デバイス「スマート吸入器」が、いよいよ日本に上陸した。Propeller Health社 (Reciprocal Labs Corp) は、８月26日、コントロール不良の喘息治療薬...

NovartisのEnerzair Breezhaler、欧州で承認を獲得

DTxと一体化した製薬業界初の製品

Novartisは7月7日、同社のEnerzair Breezhalerが成人の喘息患者における長期管理薬として欧州委員会から承認を受けたと発表した。Enerzair Breezhalerはデジタル・セラピューティクス（DTx）企業...

ポータブルネブライザのAireHealth Inc.、デジタル技術買収

呼吸器疾患ケアプラットフォームを今秋リリース

フロリダ州オーランドを拠点とし、ポータブルネブライザを開発するスタートアップのAireHealth Inc.は、６月３日、カリフォルニア州シリコンバレー拠点の呼吸器系デジタル医...

Propeller社の喘息吸入デバイス、510(K)取得

アストラゼネカとの提携により全米市場の90％をサポート

喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の治療用薬剤吸入器を手掛ける米国DTx (デジタルセラピューティクス)企業のPropeller 社（Propeller Health）は、５月27日、アストラゼネカ社の喘息・COPD...

呼吸器疾患診断アプリのResApp社、豪州内外で事業強化

COVID-19が遠隔医療導入促進

豪州のResApp社(ResApp Health Limited)が開発したモバイルソフトウェア「ResAppDx‐EU」は、患者の咳音を分析する機械学習アルゴリズムを使用して、臨床医が肺炎や喘息増悪などの下気道疾患を診...

豪州発の呼吸器疾患診断アプリ、テレヘルスの弱点克服

500万ドル調達資金で、欧州展開を加速

オーストラリアのブリスベンに拠点を置くデジタルヘルス企業、ResApp社(ResApp Health Limited)は、２月20日、呼吸器疾患診断用のスマートフォンアプリ「ResAppDx-EU Ver2」が、クラスIIaの医療機器...

スパイロメーターのNuvoAir社、510(k)承認

北欧のデジタルセラピューティクス企業、米国市場へ進出

スウェーデンの首都ストックホルムを拠点とするNuvoAir社 (NuvoAir AB) は1月13日、2018年11月に出願していたスパイロメーター「Air Next」の510(k)申請が承認されたと発表した。また、米...