2019/06/25

米国eHealthジャーナル試読版

若年患者のコミュニケーションを支援するアプリ

研究・調査

最適なケアの提供を支援

University of Minnesotaが率いる国際的研究チームは3月27日、若年性特発性関節炎(JIA)患者向けの「Genia」と呼ばれるスマートフォン・アプリによって、JIA患者は、ケアの管理やコーディネーションについて、両親や医師と効果的なコミュニケーションを取ることが可能になると発表した。

JIAは、16歳未満の子供において発症する、6週間以上続く慢性の関節炎症で原因は不明。

患者が若年であることから、最適なケアの提供において、コミュニケーション上の問題がある。

Geniaは、元々はスウェーデンで開発されたアプリで、患者の症状をモニタリングして医師および両親とデータを共有するのを可能にする。

アプリのおかげで患者は、痛みの状況や、どのように感じているのかについて、医師や両親にうまく伝えられるようになり、結果としてより良いケアプランの策定が可能になるという。

インタビューベースの同研究、「Empowering Young People Living With Juvenile Idiopathic Arthritis to Better Communicate With Families and Care Teams」は、デジタルヘルスに特化するジャーナル、JMIR mHealth and uHealthに2月22日付で掲載された。

(了)


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