2019/06/25

米国eHealthジャーナル試読版

CTC を測定するウェアラブル・デバイス

診断・検査・予測, 医療機器, ウェアラブル

カテーテル経由の循環血液から測定

University of Michiganは、血中循環腫瘍細胞(circulating tumor cell : CTC)を測定するウェアラブル・デバイスを開発したと発表した。

同デバイスを2~3時間に渡って腕に装着すると、カテーテルを経由する循環血液からCTCがフィルタリングされる仕組み。CTCの数を測定し、CTC上に発現している遺伝子の種類を検証することにより、再発・転移を早期に予測し早い段階で対策を立てることが可能となる。

CTC捕捉チップを備えたウェアラブル・デバイスのサイズは2インチ×2.75インチ×1インチ。

Colorado State UniversityのFlint Animal Cancer Centerで行われたイヌを対象とする試験では、同デバイスが従来的な生検と比較して3.5倍ものCTCを捕捉したことが示された。この研究論文「A temporary indwelling intravascular aphaeretic system for in vivo enrichment of circulating tumor cells」は4月1付けNature Communicationsに掲載された。


カテーテル経由の循環血液から測定 ウェアラブル・デバイス
出典:university of Michigan)

(了)


本誌掲載の情報は、公開情報を基に各著者が編纂したものです。弊社は、当該情報に基づいて起こされた行動によって生じた損害・不利益等に対してはいかなる責任も負いません。また掲載記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
Copyright © 2019 LSMIP事務局 / CM Plus Singapore Pte. Ltd.

連載記事

執筆者について

関連記事

関連記事はありません