2019/06/25
米国eHealthジャーナル試読版
Washington University、デジタル・セラピューティクスを検証
心理カウンセラー不足に対応
メンタルヘルス・アプリ開発企業のSilverCloud Healthは3月25日、うつ病、不安症、摂食障害などの精神疾患に対するスマートフォン・アプリの有効性評価を目的として、ミズーリ州セントルイスのWashington University School of Medicineと研究提携を締結したと発表した。
メンタルヘルス・アプリを検証するこの研究は、国立衛生研究所(NIH)傘下のNational Institute of Mental Healthから受領した5年間で380万ドルのグラントを利用して実施される。研究班は全米の20大学から8,000名の被験者登録を目指している。
オンライン調査によって、うつ病、不安症、睡眠障害といった精神疾患発症リスクの高いことが示唆された学生は、学内でカウンセリングを受ける群と、SilverCloud Healthのモバイルアプリを利用する群に割り付けられる。
精神面での問題を抱える学生の数に対して、心理カウンセラーの数が不足しており、多くの大学がメンタルヘルス・アプリやテレヘルスに関心を示している。
(了)
本誌掲載の情報は、公開情報を基に各著者が編纂したものです。弊社は、当該情報に基づいて起こされた行動によって生じた損害・不利益等に対してはいかなる責任も負いません。また掲載記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
Copyright © 2019 LSMIP事務局 / CM Plus Singapore Pte. Ltd.
連載記事