2019/09/10

米国eHealthジャーナル 第3号

FDA、physIQ Heart Rhythm And Respiratory Moduleの510(k)申請を承認

行政・規制ニュース, ジャーナル第03号, PhysIQ, 循環器科/心疾患, 疾病管理・患者モニタリング, 患者データ・疾病リスク分析

 
 

様々なウェアラブルセンサから生データを抽出できるアルゴリズム

イリノイ州ネイパービル拠点のPhysIQ, Incは7月31日 、同社が開発したクラウドベースでデータ解析を行うためのアルゴリズム「PhysIQ Heart Rhythm And Respiratory Module」がFDAより510(k)申請経路で承認されたと発表した。

「PhysIQ Heart Rhythm And Respiratory Module」は特定の機種に限定されない、様々なウェアラブルセンサに由来する生データを収集し、患者のバイタルサインを抽出するアルゴリズム。抽出されたデータは単一のプラットフォーム内に集約される。心拍数および心拍変動の算出、心房細動検出、ならびに呼吸数の測定が可能であり、医師その他資格を有する医療関係者が成人患者の遠隔モニタリングに使用する。

ウェアラブルセンサには健康状態を把握し管理するアプローチを一変させる可能性が大いに一方で、ノイズの多い環境でのデータ収集となる。この点についてもphysIQのアルゴリズムを利用すれば、膨大なデータの中から実用価値のあるものを抽出することが可能だ。

physIQはウェアラブルセンサ由来のデータに人工知能(AI)を応用する分野でトップクラスの企業であり、これまでに2度510(k)申請経路での承認を獲得している。

 

(了)


目次に戻る
 

本誌掲載の情報は、公開情報を基に各著者が編纂したものです。弊社は、当該情報に基づいて起こされた行動によって生じた損害・不利益等に対してはいかなる責任も負いません。また掲載記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
Copyright © 2019 LSMIP事務局 / CM Plus Singapore Pte. Ltd.

連載記事

執筆者について

関連記事

関連記事はありません